初めてのアナルでドライオーガズムまで至るのか⁈

 河北 ドライ

この質問はしばしば受付に寄せられているでございますね。

 

結論から先に言いますと初めてのアナルでドライオーガズムはあります。

あるんですが・・・


ここから先は、ドライオーガズムしたいという代理店の担当者さんとお話させていただいた内容を見てもらった方がいいかもしれません。

 

担当

ードライオーガズムのお店さんも結構増えてますよねー

 

そうですね。もしかしたら全国で100超えてるかもしれませんね。

 

ーえ?ドライオーガズムのお店だけでそんなにあるんですか?

 

そうですね。今ではほとんどのM性感店でドライオーガズムのことを紹介してたり普通の風俗店でもドライオーガズムを謳ってたたりしますからね。

 

ードライオーガズムって普通の風俗店でもそんな簡単にできるんでしょうか?ー

 

どうでしょうね。うちのような専門店のセラピストでも百発百中というわけにはいかないですから。

 

ーやっぱり、それだけの技術が必要ということですよねー

 

技術がすべてではありませんが、技術が高いに越したことはないです。

 

ーそういう技術というかやり方みたいなものは何処のお店でも共通しているんでしょうか?ー

 

いやいや、お店ごとにアナル開発やアナルアプローチの教育方針も違いますし、同じお店のセラピスト同士でもまったく同じやり方ということはありません。

 

ー同じお店のセラピストさんでもやり方が違うんですか?ー

 

セラピストさんも得意分野がそれぞれ違うんですよ。エステ経験者とSM経験者では身に付いた技術も全然違いますからね。

ただ、どのセラピストさんも幅広い層のお客様に対応して欲しいので得意分野の得意プレイは活かしつつ可能な限りスタンダードなセッションも出来るように指導します。

なので、教えることとして基本的なアプロ―チとかは同じですが、研修の内容は全員同じにはならないんです。

 

 

ー基本は同じでも研修の内容はセラピストさんの経験値によっても変わってくるということですねー

 

そういうことです。あとは、セラピストさんの身体的特性によっても教えることは変わってきます。

 

ー身体的特性とはどういうことでしょうか?ー

 

例えば指の関節の曲がり方とか柔軟性とかですね。

人差し指とか中指をアナルに挿入して擦ってもらうと、反り指の子と鍵指の子とでは同じことをやっているようでも実際に受けている側の男性の感じ方は全く違ったものになるんですよ。

 

ーそんなに違うものなんですか?ー

 

全然違いますね。基本的に反り指の子の方が上手く感じると思います。放っておくと鍵指になってしまう子の場合は意識的に反り指にするように指導するんです。

その方がドライ率も高くなりますから。

 

ードライ率も違うんですか?

 

違いますね。

 

ーへええ。それは興味深いお話ですね。僕はアナルの経験はないんですけど初心者でもいきなりドライ―ガズムできるものなんですか?ー

 

初めてのアナルでドライオーガズムもあります。

けど、初アナルでドライできるのは稀なケースだと思います。

 

ーやっぱり、そうですよねー

 

この質問は、オナニーもしたことのない女性が初めてのSEXで中イキまであるのか?という質問に似てますね。

絶対にないわけではないけど、そんな簡単じゃない。みたいな。


愛川4

 

 

ーなるほど~。トラクリのセラピストさんはめちゃめちゃ上手いっていう噂ですけど、それでもレアケースですか?ー

 

勿論、技術やセンスがあるセラピストさんの方が引き出しも多いですしドライ率は高くなるとは思いますが、ドライに至るかどうかは受ける側の男性のコンディションによっても大きく変わりますからね。

 

ーなるほどですね。僕はもちろんドライオーガズムの経験もないわけですけど、今、一番興味のあることなんですよ。でも、ドライオーガズムって射精しないんですよね。逝ったかどうかってどうやってわかるんですか?ー

 

ドライオーガズムは射精みたいな客観的証拠がないので逝ったかどうかの判断はは本人の自覚次第なんです。

 

ーそれじゃ、自覚がなければドライオーガズムしてないってことですか?ー

 

まあ、簡単に言うとそういうことですね。ドライオーガズムの体験がない人にとって、何をもってしてドライオーガズムかなんてわからないじゃないですか。だから自分の体験でしか判断できないんですよ。

 

ーそれじゃドライオーガズムしたときってどうなるんですか?よく射精するオーガズムの10倍とか20倍気持ちいいとかって聞きますけどー

 

前に誰かのツイートにもコメントしたことがあるんですが、10倍とか20倍とかいうのは快感を味わうことができる時間の長さのことで、快感の強さが10倍とか20倍ということではないですからね。

それにドライオーガズム中の反応も、人それそれです。

射精している時の男性の反応も毎回同じではないのはわかりますか?

例えば、激しく逝く逝くって叫びながら精子を飛ばすこともあれば、我慢できずにいつの間にか出ちゃってたみたいなこともあるでしょ。

 

 

ーなるほど!それはわかりやすいですね。でも射精の感覚とは違うんですよね?一体どんな感じなんでしょうか?ー

 

一応、射精したと思ったのに射精していないというドライオーガズムもあるんですが、それとは質の違う体験をすることの方が多いかもしれません。

 

ー具体的にどういうことでしょうか?ー

 

例えば、全身の性感部を長時間サワサワされているうちに脳イキ状態に突入することもありますし、アナル性感中にお腹全体に快感が広がっていくのを感じることもあります。

いずれにしても今まで体験したことのない快感なので「ナニコレ?ナニコレ?」ってなることもありますが、この延長線上にドライオーガズムがあるわけです。

決して強烈な絶頂体験ではなくてもめちゃめちゃ気持ちいい状態が長い時間続いている内に所謂トランス状態に入っていくことは多いですね。

 

 

ーそれはヤバそうですねー

 

ヤバいですよ。脳がトランス状態に入ってしまえばドライオーガズムはほぼ確定です。

 

ーどうすればトランス状態に入れるんでしょうか?

 

クスリを使います。

クスリ

 

ークスリですか?ー

 

嘘です。

 

ーですよねー

 

wwww。脳をそういう意識状態に持っていくためにセラピストは色々な角度からアプローチしていくんです。まずはリラクゼーションタイムで緊張を和らげて、その流れで性感トリートメントに入ります。反応を見ながらお相手によっては言葉責めとかもやったりします。

その中で快感が高まるポイントを探していって、意識が性的快感だけに集中できるように誘導していくんです。

あと、出来ればアイマスクとか視界は遮断した方がトランスに入りやすいです。その方がより快感に集中できるというのもありますし、エロい妄想に入りやすいですからね。

 

ーそういうものですか?ー

 

勿論、視覚で興奮することもできるんですが、エロとは違う情報が目に入ると、そっちに意識が向いてしまうことがあるので。

アイマスクをしていない時には出来るだけエロとか快感に浸れるものだけを見るようにした方がいいです。

 

ーお話を聞いているとますますドライオーガズムしてみたいという気持ちが強くなってきましたー

 

ドライオーガズムできる確率を上げたいなら、気がかりがないようにしておくことは大事ですね、時間が気になったり、仕事のことが気になったりすると集中できないですからね。

あとは快感に意識を向けて快感に素直に反応することですかね。

あと、これも大事なんですが痛みを我慢した状態で進めていくのはアウトです。

 

ーやっぱり初めてだと痛かったりするんでしょうか?ー

 

アナルの中級者・上級者でもやり方によっては痛くなることもあるので、初心者の場合は特に慎重にやらないとです。

痛みがなかったとしても大体、アナルに異物感とか圧迫感とかを感じることが多いですし。

快感よりも、痛みや異物感や圧迫感の方が強くて、それが気になっている状態ではドライは難しいです。

なので、そういう時は絶対に我慢せずセラピストに正直に言うことがとても重要なんです。

 

ー玉医さんのブログにもそのようなことが書いてありましたねー

 

はい。これはセラピストの研修のときにも再三に渡って伝えています。

それでも男性は多少の痛みや違和感なら我慢しちゃうんですよね。それがドライの道から遠ざかる要因の1つです。

 

ー多少なら我慢しちゃうかもしれませんね。僕もー

 

そうなんですよね。痛みの先に快感があるかもとか思ったりしてると、その先を期待して我慢してしまうんです。痛みを。あとは単に痛いと言いづらいだけなのかもしれませんが、兎に角、今の体の状態を正確にセラピストに伝えて快感優位の状態にしておくことは、ドライオーガズムへの近道と言えるでしょうね。

 

ー「痛い」とか言ってセラピストさんの気分を害したら嫌だなとか思っちゃいますねー

 

いやいや、それは逆効果です。セラピストさん達は痛みがないかどうかを凄く気にしているんですが、こればかりは本当に言ってもらわないとわからないんです。

特に言いにくいのが、1度気持ちよくなった後に痛みが出てくるケースですね。

気持ちよくて身体をくねくねさせたりしている時に指が快感ポイントからズレてしまったり、圧が強くなったりして痛くなることがあるんです。

痛みの方が強いと快感に集中できなくなるので、この場合、1度痛みのないところに指の位置を戻した方がいいんですよ。

 

ー無理しちゃいけないってことですねー
皐月みどりブログ用

そうですね、無理はいけません。あと、初めてのアナルでドライオーガズムを求めるのもいいですが、個人的には徐々にアナルを育てていく方がいいような気がするんですよね。

 

ーえ?そうなんですか?ー

 

はい。初めてのアナルでドライオーガズムまで逝ってしまった人というのは、予想や期待を超える強烈な快感体験をしている可能性が高いんです。

いきなり強烈な体験をしてしまうと、その記憶は脳に刻まれます。

そういう人が求めるのは、「あの時の快感」なんです。

だけどですね「あの時の快感」を求めて同じようなことをやってみても「あの時の快感」を得られることはほぼないんです。

 

ーそうなんですか?ー

 

初めて行ったレストランで食べた料理が美味し過ぎて感動して涙まで出てきたのに2回目に行ったら、前みたいな感動がないみたいな。

ーそういうのはありますね。確かにー

 

初めての時に強烈な快感体験をした人が、同じ体験をしたいと思って前と同じことをセラピストさんにやってもらったとします。やってることは同じだとしても、もうそれは初めての体験ではないですからね。何かが違うと感じるんですよ。

だから、期待値を超える「何これ?こんなの初めて!」という刺激体験が欲しくなっちゃうんです。

 

ーなんか、そう聞くとちょっとずつ開発されていった方がいいかもしれないですねー

 

そうなんですよ。初めてのアナルでドライオーガズムまでいってみたいという気持ちはわかるんですが、最初から強烈な快感体験までいってしまった方の話を聞くと、次にやることがどんどんエスカレートしていく傾向が強いんです。

特に痛みを我慢した先に強烈な快感体験をした人の場合、アナルに過度の負担をかける可能性が高いですからね。

 

ーそれはちょっと怖いですねー

 

でしょ。初めてのアナルで強い刺激を与えることをオススメしない理由はこうなることを回避する目的もあります。

最弱の刺激から感度を上げていく方が次の楽しみも広がるかなって。

 

ー最弱から育てていく感じですねー

 

はい。これはトラクリの基本メソッドの1つなんです。からだへの負担も少なくリスクもほとんどないので初心者の方にも受け入れやすいと思うんです。

このやり方で初アナル初ドライしたのなら、それはお尻のセンスがいいってことになるでしょうね。

兎に角、焦って過度の刺激を与えるより、自分にあったペースで徐々に感覚を育てていくことの方をオススメしたいです。
既にハード系の開発が進んでる上級者の方の場合には、それでは物足りないってなるので、セラピストもその方のレベルに合わせたセッションが要求されますが・・・

 

ー色々お話を聞いてよかったです。僕も考えがちょっと変わりましたー

 

それは良かったですw

 

 

まだまだ、対談は続きますが一旦ここまでにしておきます。

初めてのアナルでは痛い思いや嫌な思いをしないようにセルフマネジメントをしてください。