「ドライオーガズム」と「メスイキ」は何が違うんでしょうか?

これって、セラピストからもよく尋ねられる質問なんですよね
トランスblog用

まず、ここから始めましょう。 

すべてのオーガズムはで起きることであり、からだに起きる反応は、その結果です。

もちろん、メスイキを含むすべてのドライオーガズムも脳で起きます。

因みにメスイキはドライオーガズムの一種を表現したものですが、 

ドライオーガズム=メスイキというわけではありません。

 

その根拠は、メスイキ以外のドライオーガズムがあるからなのですが、

メスイキについての説明は後述します。

 

まずはドライオーガズムについて

ドライオーガズムに興味を持った人であれば、ドライオーガズムがどういうものかは既にご存じの方も多いと思いますが、一応、簡単に説明しておきましょう。

 

ドライオーガズム=射精なしオーガズム。

男性が射精しないでオーガズムの状態に至ることの総称です。

性エネルギーが高まり、快感限界点を超え、オーガズムに至る。

でも

射精してない=精液が出てない(漏れてない)

だから、ドライ

こういうことですね。

 

 

メスイキの場合

これって、最初にその言葉を作った人がいて、そこから色々な人が目にするようになって、今はそれぞれの解釈で使われるようになりました。

 

BL用語とされていますが、出典は不明です。

そもそものメスイキは、男性同士の性交(AF)において、受け側(挿入される側)がメスとなり、その際に快感絶頂に達することを指して「メスイキ」と呼んでいたわけですが、アナニ―経験者やドライオーガズム経験者などの間で単にアナルで快感絶頂することを指して「メスイキ」とするのではなく、女性(メス)特有の「中イキ」に相当するアナルオーガズムを「メスイキ」と区別する人が現れました。

 

このメスイキをもう少し厳密に表現しようとすると

「メスイキの中のメスイキ」

でしょうか。

 

アナルで逝けば、それは全部メスイキなんじゃないの?

確かにそうなのですが、アナルでの快感絶頂の感覚は人それぞれ違いがあり、というか同じ人でも全然違う体験をするんです。

今日のドライは、あの時のドライとは全然違った!

なんてことが起こるわけです。

 

 

そんなこんなで、当院ではドライオーガズムを特徴ごとに5つに分類してみました。
参考にしていただければと思います。

あ、これが正解で他が間違っているというわけではなく、あくまでも当院の見解ですので。

(正し、精通していない少年期のドライオーガズムなどは含んでいません)

 

では、区別していきましょう。

1.メスイキ

2.オスイキ型ドライ

3.性感帯ドライ

4.脳イキ&エナジーオーガズム

5.究極のメスイキ

これらはいずれもドライオーガズムと呼べるものですが、

1.メスイキ
アナルへの直接刺激、またはアナルと同時に他の性感部への刺激により、快感の限界点を超えた時に射精とは違う領域で性的興奮の絶頂を迎えて起きます。

ドライオーガズムの前段階では、からだがピクピクする反応がよく見られ、ドライオーガズムに至った時には激しい痙攣を伴うこともあります。

全身が硬直したり、足を震わせたり、腰をガクガクさせたり、時には大きな声で叫ぶこともあります。


このように強めの反応が出る人もいる一方で、反応が薄いまま絶頂に至るということもあります。

快感を得ているアナル内部は前立腺に限ったものではなく、快感ポイントや快感を得るための接触方法も人によって違うため、アナルセッションにおいては問診の際にセッション全体の構成やアナルへのアプローチ方法などをしっかりと話し合うことをお勧めします

 

2.オスイキ型ドライ
主に前立腺刺激により射精した感覚を疑似的に体験するものと考えられています。
オーガズム時のからだの反応としては、射精するオーガズムに似た感覚があっても精液は放出されません。

オーガズム直前まで、前立腺付近にむずがゆさを感じていたという人もいます。

このタイプのドライオーガズムもメスイキとしているケースもありますが、当院ではメスイキではなく「オスイキ型ドライ」と区別しています。

 

また、射精感はあったのに射精していないというドライオーガズムの中には逆行性射精というものがあります。

感覚的には通常の射精時と同じように「逝くっ」という反応があります。
通常の射精では精液が尿道側から外に放出されますが、逆行性射精の場合、精液が膀胱に逆流してしまいます。

ドライオーガズムといっても溜まった精液が減少しているため、連続して同じ絶頂感を味わうことは困難です。
また、逆行性射精が頻繁に起きる場合は、糖尿病の疑いもあるそうですのでご注意ください。


3.性感帯ドライ
アナル内部以外の性感帯への刺激を続けることで快感限界点を超えてオーガズムに至るというものです。

アナル内部以外の性感帯でメジャーな部位は、乳首、亀頭、睾丸、肛門ですが、これらの他、腋、首、背中、耳、眼球、指などあらゆる部位への刺激でもドライオーガズムに至ることが報告されています。

これには、後述する「脳イキ」との組み合わせによって起きる現象だとして、性感帯ドライも「脳イキ」と表現しているケースもありますが、当院では「性感帯ドライ」と「脳イキ」は区別しています。

                                                                                                       

4.脳イキ
局部や性感帯へ直接的な刺激を与えることなく妄想だけでエクスタシーを生み出し、オーガズムに至るというものです。

当院では、すべてのオーガズムは脳で起きるとしていますので、どのタイプのドライオーガズムにおいても、脳イキ要素は含まれていますが、脳イキを脳イキとして区別するために、直接的な性感刺激のない妄想メインのオーガズムを一旦、脳イキとしておきます。

脳イキを当院では、トランスオーガズム妄想エクスタシーイマジネーションオーガズムと表現することもあります。

からだの反応や感覚は、骨盤周辺に筋収縮が見られたり、痙攣したりすることもあれば、まどろみの中にいて宙をふわふわしている感じだったり、脳がとろけるような感じだったり、甘い蜜を舐めているような感じだったり、ローションのように粘度の高い唾液が溢れてきたりと人それぞれで、至福感や恍惚感に浸っているという体験することもあります。

催眠音声などを取り入れることでトランス状態に入りやすくなり、脳イキが容易になるという人もいますので一度は試してみてもいいのかもしれません。

 

 

エナジーオーガズムは、妄想(瞑想)+フィジカルコントロールによって、性エネルギーを高め、強烈な脳内エクスタシーを生み出し、至福の境地に至るというものです。

このフィジカルコントロールが出来るようになるとドライオーガズムに至らなくてもかなりの快感を生み出すことができるので、セッションの前に軽くやっておくといいでしょう。

エナジーオーガズムについては、また別の機会を設けて深く掘り下げていきたいと思います。

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ここまでで、1のドライオーガズムを「メスイキ」としていますが、

実は究極の「メスイキ」は1と3と4の複合型になります。

 

多くの女性が、膣内で深いオーガズムを体験するとき、そして、とろけるような感覚や至福感に満たされているとき、脳内エクスタシーが大きく影響しています。

究極の「メスイキ」はアナルだけでなく、あらゆる部位への刺激を快感にとらえることが可能になります。
自覚症状としては、絶頂直前の快感が長時間に渡り継続している状態であったり、ゆるい絶頂の波が何度も繰り返し押し寄せてくる状態であったり、また、至福感、恍惚感、多幸感に満たされ、夢の中にいるような体験をすることもあります。

口内に見られる現象としては粘度の高いローションのような唾液が分泌されることもあります。

 

これぞ、まさにトランスオーガズム。

 

快感の波にのまれる究極のメスイキ

 

体験してみたくないですか?