1月14日キャスの内容を元に書いてみますた

【秘技継承】

玉医がアナル性感開発の探求を本格的に始めたのはもう10年以上前のこと

 

きっかけはマダムLとの出会いだった

 

マダムLは玉医が親しくしていた友人のお母さんだ

場所は恵比寿の豚シャブ屋

「初めまして、〇〇の母です」

小麦色に焼けた肌にシャネルのサングラスがよく似合う
※写真はイメージだが激似

サングラス


マダムの隣にはブラットピット?と一瞬見間違えるようなイケメンマッチョマン
※これはかなり似ている
Inkedブラピ_LI

「ナイスチューミーチュー」

二人は結婚することにしたので、自分の娘にも報告がてらスペインから一時帰国したのだとか

 

その時のマダムは60になろうとしていたが、マッチョは35歳

娘と大差ない

「クライシス、クライシス」

英国人で金融トレーダーの彼はリーマンショック後の経済危機を嘆いていた

 

そんな時代だったんだな

 

まあまあ、とりあえず乾杯しましょ!

 

楽しい時間が過ぎていく

 

ほろ酔い気分になった頃合いでマダムが口を開く

 

「実はね、玉ちゃんのことを娘から聞いててね・・・相談したいことがあるの」

 

マダムLは日本から1万㎞以上も離れた異国の地で、センシャルマッサージという仕事1本で生きてきた性感開発のプロフェッショナルだ

性感マッサージ歴30年以上、特にアナル性感においては神の領域と言われるほどだった

そのマダムが年齢的にも引退を考えるようになった

そんな折、件のマッチョとの結婚を決めたタイミングで業界から足を洗う決意をしたのだ

 

しかし、マダムには今まで自分が作り上げてきた世界、磨き上げてきた秘技をこのまま埋もれさせたくないという強い思いがあり、引退する前に誰かに継承したいと考えていた

 

「継承者は日本人がいいと思ってるの。玉ちゃん、私の技を引き継いでくれないかな」

 

なんというタイミング!

 

アナル性感、その中でもドライオーガズムに特化したサービスは将来必要とされる風俗になるだろう

 

そう考えていた玉医の構想を後押しするような話ではないか

 

断る理由はない

 

わかりました!その大役、玉医が引き受けさせていただきます!

 

さあ、そうと決まれば、どうやって秘技を伝授してもらうかだな

 

友達のお母ちゃんにアナルを差し出すのか?

 

秘技継承となればそういうことだろうな

 

複雑な心境ではあるが、この際、それも仕方あるまい

 

一人でそんなことを考えていたら

 

「マニュアルを作ってあるの。私たちは明日スペインに帰るから、玉ちゃん、それを見てわからないことがあったらメールで質問してね」

 

ま、まさかのお母ちゃん!

 

ここにきて投げっぱなしかい!?


ジャーマン

 

これには拍子抜けしたが、友達のお母ちゃんにアナルをさらけ出さずに済んだ

 

自宅に戻ってメールを開く

 

マニュアルが見れるというリンクをクリックすると

 

長いセールスメッセージの後に

 

 

39,800円

 

 

所謂、情報商材というヤーツな、これ

 

まさか、お母ちゃん、これをワイに売りたかっただけですか?

 

いや、そんなことはない!

 

彼女のアナルにかけた情熱は本物だった

 

マダムによると、彼女の手にかかった男は例外なくその指技にメロメロになったという

 

婚約者のマッチョも元々はマダムの顧客だったと言ってたしな

 

20歳以上も若いイケメンをメロメロにさせた指技の奥義

 

やはり、すごいものに違いない

購入手続きを済ませDLが完了した

 

とにかく、マニュアルを読み進めることにする

 

画像付きなのでわかりやすい

 

モデルはマッチョだった(笑)

 

まずは全身マッサージで血行を良くすることから始めるのだな

 

そしてお尻周りの緊張をほぐしてほぐしてほぐしまくる

 

なるほど、準備運動のようなものが大事なのか

 

オイルやパウダー使って全身の性感を高める

 

指はこうやってこうやって

 

アナルアプローチで注意することは・・・

 

などなど

 

これなら、マニュアルとしても使えそうな内容だ

 

わかりにくい部分はマダムにメールで質問をしながら明確にしていった

 

だが、

 

風俗サービスとしてドライオーガズムを提供するのであれば、これだけでは不十分だ

 

そこで玉医は当時のアナニーアイテムとして名を馳せたエネマグラを購入して実験を開始することにした

 

(この当時、アネロス=エネマグラの名称で普及していた)

 

試行錯誤を重ねながらマダムのマニュアルに手を加えていく

 

エネマグラを挿入している時間は1日平均2時間ほどだ

 

元来、尻穴が強くない玉医としては、せいぜい週に1回のペースがいいところだった

 

そして2~3ヶ月ほど実験を重ねたころに大事なことを発見した

 

フィジカル面で言うと、これらはアナル性感においてとても重要なポイントとなる

 

エネマグラをアナルに挿入する前、つまり前立腺刺激の前に十分すぎるほどに快感を高めておくこと

そして、エネマグラ挿入後は呼吸に合わせてPC筋は締め付け、肛門入り口は力を抜いてその状態をキープする

 

おそらく慣れていない人たちは、この状態をキープすることに苦労するのだろう

 

この状態でしばらくアナルに意識を集中させる

 

陰茎や亀頭への刺激も与えるが、射精に意識が向く前に手を止める

 

それを幾度となく繰り返しているうちに何ともいえない快感が骨盤筋群を支配するようになった

 

勃起していない状態でも快感が続いている

 

これが前立腺快感か!

 

射精のような強烈な快感ではないが明らかにこれまでとは違うレベルの快感が押し寄せてくるのがわかった

 

なんちゅう気持ちよさじゃ

 

初めての体験に浸りながら考えていた

 

これに女性の手が加わればもっと簡単に気持ちよくなれるだろう

 

数日後、性感プレイとアナル攻めを得意とする有名M性感店の性感嬢を指名してみた

 

罵りとか痛い系のMプレイではなくソフト目の性感プレイをリクエスト

 

さすが指名TOPクラスのM性感嬢

 

興奮度でいうと一人の時とは、「猫パンチ」と「かめはめ波」くらいの衝撃差がある

 

この流れで、いよいよ本丸に突入だーい

 

嬢の指がスルッと入ってきた

 

しかし、前立腺快感がこみ上げる以前に圧迫感の方が強い

 

エネマグラより指の方が細いはずなのに・・・

 

決して快感がないというわけではないのだが、それ以上に圧迫感が強すぎて快感に集中できなくなってしまったのだ

 

なんか違うと思いながらも気持ちよさを感じるポイントに意識を集中しようと試みる

 

この頃はまだ自分でも前立腺とその他の部位の区別が曖昧だったため、嬢にどう伝えていいかわからなかった

 

というより、そんなことを言って嬢のモチベーションが下がることを恐れていたのだった

 

M性感のプレイはこれから玉医が提供したいと思っているものとは何か違うかもしれないと感じた

 

ドライオーガズムはM性感プレイの延長線上にあるのではなく、どちらかというと癒し系寄りだ

 

であれば、ナースとかセラピストに診療してもらうセンスに近い

 天使1-600x800

ナースかセラピストか・・・

 

ちょっと待てよ・・・ナースより看護師と言った方が専門的に見えるな

 

よし、うちは看護師でいこう

 

しかし、アナル性感において高度な技術をもった女性をすぐに見つけるのは難しい

 

最初は見習いから始めてもらうしかない

 

見習い看護師にどこまでできるだろうか・・・

 

うちの看護師にできることと言ったら・・・

 

渋谷KANGOという名前はこうやって決まり、そして既存のM性感とは違うアナル専門M性感としてスタートを切ったのだ

 

それから数年後、玉医は現経営者のヤクザ的手法に屈してしまいKANGOを含む全店舗の経営権を手放すことになるわけだが、この時の経緯はキャスで話しした通りなのでここでは触れないことにしておこう

 藤竜也

渋谷を去った玉医は風俗とは関係ないようなことをあれこれやってみた

 

言語学、存在論、脳科学プログラム、ヴィパッサナー瞑想、チャクラ瞑想、渡印しての脳内変容瞑想プログラム、内観プログラム、リフレクソロジー、14日間ファスティング、物理学セミナー、ビジネスプレゼンプログラムなどなどの趣味というか自己投資を続けた

 

これらを人に言うとヤバい世界にハマったようにも見えるらしいが、実際にヤバい感じのこともあった(笑)

これらのことを一つ一つ書いていたら、それだけで50ページくらいの内容になると思うのでいくつか簡単に説明しておこう
ヴィパッサナー瞑想はひたすら自分の内側に向き合う瞑想で、欧米ではマインドフルネスと呼ばれ日本でもその名称の方が知られている
11日間、京都の人里離れた山小屋みたいなところでやってみたのだがその時の感想は気が狂いそうになるほどきつかった

3日目~6日目くらいが特にきつかったのだが、この期間に数名が脱落した

脳内変容瞑想の世界では性的な刺激なしで逝っちゃた人たちを多数目にした
所謂、至福状態というやつ
これで逝ったまま戻ってこれなければクンダリーニ症候群と診断され、病院送りになるのだとか

 

仕事としてはコーチング、人材育成コンサル、恋愛相談カウンセリング、性感開発師などをやっていたが、次第に仕事というよりボランティアみたいになってきたのでそろそろ風俗系の仕事でも企画してみようかと動きだす

 

そんな時期にKANGO運営側から現場スタッフの問題で相談があると連絡が入った

 

結局、問題のあるスタッフは解雇となり人手不足を理由に玉医が週1~2回ほどアルバイトとして渋谷の現場に入ることになった

 

2年ほど現場に入っていた期間でKANGOの集客は前年比10%ずつ増加していくのだが、ここから先、更に発展していくためには根本的な改善が必要であると感じていた

 

そこで現状の問題点や改善策などを提示してみたのだが自分たちの仕事量が増えることは避けたいらしく、それらは何も実行されなかった

 

自分で創業したとはいえ玉医は現在の経営に決定権を持たない

 

ならば、自分でまた、ゼロからつくっちゃうか!

 

次にアナル性感をやるとしたらKANGOではやれなかったことを形にしようと決めていた

 

具体的な内容は控えるが、それはセッションという言葉とその言葉の意味に集約されている

 

ドライオーガズムに必要なセッション、ドライオーガズムしないとしても満足に残されるセッションでなければならない

 

さあ、企画をはじめるか

 

2020年、終息の見えないコロナ騒動の真っ只中

 

こうしてマダムLの秘技継承からスタートしたアナル性感が第2ステージへと突入したのである